グットなひととき 〜グラビアアイドル図鑑〜
わたしの心のオアシスといっても過言ではないアイドルの写真集は一つ一つ丁寧にストックしています。なんせ、大事な宝物ですから。
ちなみに、一般的にグラビアアイドルは芸能界において知名度向上を図るためのステップの1つと捉えられており、ある一定ラインの年齢を過ぎたり、テレビドラマや映画においてヒロインなどの重要な役に起用され、人気に火が付いたのをきっかけに女優や歌手、ファッションモデル、マルチタレントなどへの転身が計られ、自然とグラビア界からフェードアウトしていくのが通例です。
現在の芸能界で活躍しているタレントの中にも、以前はグラビア活動を展開していた人物は決して少なくありません。例えば稲森いずみや仲間由紀恵、深田恭子、加藤あい、綾瀬はるか、長澤まさみ、井川遥などは出演作品に恵まれたこともあり、その後女優として大成し、浜崎あゆみは一時の休業を経て、自ら作詞もこなせる歌手として再デビュー、日本を代表するアーティストへと変貌を遂げています。また、優香を筆頭に小池栄子、眞鍋かをり、中川翔子らは、グラビア界を離れた後も女優業をはじめ司会業やコメンテーター、果てはお笑い芸人並みのコントまでこなせる幅広い適応能力が評価されて人気タレントになっています。
その一方で、グラビアアイドルとして一定の地位を確立した後も、あえてグラビアを卒業せずにタレントや女優としての活動を並行して進める者もいます。代表的な人物では前述のほしのあき、優木まおみ、安めぐみ、熊田曜子、小倉優子などは多くのテレビ番組に出演する様になった2010年現在も、グラビア誌面においてトップとして君臨し続けています。
前述の通り、グラビアは何も水着だけには止まっておらず、通常ファッションによるグラビアも展開されています。かつては南野陽子や広末涼子、矢田亜希子、上戸彩などがこの路線で売り出されて成功しているが、同時にファンの落胆を招いている側面もあり、近年では、Amazonなどのネット通販の商品レビューにおいて、水着グラビアが全く掲載されていなかったり、もしくはそれらが極端に少ない写真集やイメージDVDには購入者から辛辣な評価が下されたり、落胆する声が多く投稿されています。しかし、その副産物的現象として、水着グラビアを見せること自体が極めて稀なそれらのタレントの水着が掲載された雑誌や写真集などは現在においても中古市場で高値で取引されています。
グラビアアイドルの傾向
1990年代後半になると、ローティーン向けファッション誌の専属モデルを務め、同世代の少女たちに絶大な人気を誇ったタレントらが専属モデル卒業を機に、もしくは高校進学した時期に合わせて続々とグラビア界に進出させるという、いわゆる青田買いが増え始めました。これは、前述した「グラビアアイドルからの転身」とは逆の現象であり、これらのタレントは、新たに別のファッション誌などでモデルに起用されるまで、あるいはテレビドラマや映画でヒット作に巡り合い、女優としてある程度の地位を確立するまでグラビア活動を継続しています。古くは『ピチレモン』出身の榎本加奈子や酒井彩名、加藤あいなどがおり、酒井と加藤は新人グラビアアイドルを発掘することを目的としている日本テレビのプロジェクト『日テレジェニック』の第1回メンバーにも選出されています。2000年代に入ってもこの流れは続き、『Seventeen』出身者では浅見れいななどが専属モデル卒業後にグラビアに挑戦したが、中でも榮倉奈々は専属モデルとして在籍中に水着グラビアに挑戦しており、同誌では珍しいケースです。その他にも、『nicola』で幾度となく表紙を飾り、同世代の少女たちにとってカリスマ的存在だった新垣結衣や虎南有香、三原勇希、岡本玲らも同誌卒業後に積極的にグラビア活動をしています。これらのモデル出身者は、総じてスレンダーで決して肉感的ではないが爽やかな印象を与え、男性だけではなく同性からの反響も得ています。
2002年に放送されました特撮テレビドラマ『忍風戦隊ハリケンジャー』に出演していました長澤奈央と山本梓、『仮面ライダー龍騎』に出演していました森下千里らがビジュアル面から人気となってグラビアに取り上げられ、「特撮ヒロイン→グラビア」という現在も続く路線が生まれました。以後、『スーパー戦隊シリーズ』からは木下あゆ美や逢沢りな、高梨臨らが、『平成仮面ライダーシリーズ』からは加藤美佳(現:我謝レイラニ)や秋山奈々、白鳥百合子、松本若菜らがブレークのきっかけを掴んでいます。ただ、当該作品に出演する以前からグラビアで活動していた者もおり、中村知世や杉本有美、アイドリング!!!メンバーの森田涼花、さとう里香、にわみきほ、秋山莉奈などは既にグラビアアイドルとして人気を誇っていました。
近年では、モーニング娘。をはじめとしたハロー!プロジェクト所属のメンバーや、元Folder5のAKINAと満島ひかり、当時Dreamのメンバーだった長谷部優、最近ではAKB48のメンバーやAAAの宇野実彩子など、歌手活動主体のアーティストがソロ活動を機に水着姿が中心の写真集やDVDをリリースする事例も増えており、(グループの)固定ファンも多いため、安定した売り上げを見せています。ただし、1970年代から1980年代にかけての女性アイドルが、歌手活動主体ながら同様の写真集を出していたことを考えると、特に新しい芸能活動の手法というものではありません。
また、グラビア界以外からの進出も増えています1990年代からあった流れとしては、フリーアナウンサー・キャスターのそれで、根本美緒をはじめ杉崎美香、小林麻央、皆藤愛子らは、いずれも水着グラビアは無く露出は抑えめなものの、清楚で知的な雰囲気を醸し出し、一定のファンを獲得しています。スポーツの分野では、ビーチバレー選手の浅尾美和がそのアイドル並みのルックスの良さと鍛えられたしなやかな肢体が注目されて、オフシーズンの活動の一環としてグラビア活動をする様になり、水着写真集を発売、テレビCMにも起用されるなどビーチバレーの知名度向上に一役買っています。2000年代後半からはその流れが加速し、声優界からはアイドル声優として絶大な人気を誇る平野綾を筆頭にたかはし智秋や戸松遥らがいずれもグラビアアイドルと同様の水着姿を披露しており、その他にも、青森県八戸市の現職市議会議員・藤川優里が水着姿が収録された写真集やDVDを発売したことでも話題となりました。
主な活動
グラビアアイドルの主な活動の場は、雑誌グラビアページやポスターといった広告宣伝媒体などの二次的著作物であり、特に青年誌・ヤング誌などといった男性向け雑誌では、グラビアの被写体次第でも売れ行きが左右されるなど、非常に重要なファクターとなっています。その様な成立経緯から、セクシャルな想像を掻き立てる表現ができること、即ちセックスアピールという観点において優れていることなどが絶対的な条件であり大きな特徴です。
水着グラビアは当初アグネス・ラムなど、抜群のプロポーションを持つ外国人モデルがその役を担っていた時代もあったが、日本人女性のプロポーションが欧米女性のそれへと近付いていくに連れて日本人のグラビアモデルが多くなり、今ではその9割以上が10代 30代までの日本人女性で賄われています。現在はそういったグラビア誌専門のモデルを務める若い女性たちをグラビアアイドルと呼び、かつて日本の芸能界で主流であったアイドル歌手に代わる存在として世の男性に認知されるに至ります。
前述の通り、グラビアページは男性向け雑誌への掲載を中心としており、「グラビアアイドル」を名乗る者は女性が一般的で、なおかつ圧倒的多数を占めているが、近年は多様化するニーズに応える形で、女性向けの男性グラビアモデルも僅かではあるが登場し始めています。
グラビアアイドル関連のプロジェクト・コンテスト
- ミスマガジン(週刊少年マガジン)
- グラビアJAPAN(集英社『週刊プレイボーイ』・『週刊ヤングジャンプ』合同)
- 全国女子高生制服コレクション(週刊ヤングジャンプ)
- 乙女学院(小学館、2008年までは週刊ヤングサンデー)
- 日テレジェニック(日本テレビ)
- フジテレビビジュアルクイーン(フジテレビ、-2002年)
- テレ朝エンジェルアイ(テレビ朝日、-2004年)
- ファイブスターガール(ポニーキャニオン、-2006年)
- 「月刊」シリーズ(新潮社発行の写真集)
グラビアページのある雑誌
- 秋田書店 - 週刊少年チャンピオン・ヤングチャンピオン・ヤングチャンピオン烈
- 学研パブリッシング - BOMB
- 講談社 - 週刊少年マガジン・週刊ヤングマガジン・FRIDAY・週刊現代
- 光文社 - FLASH
- 集英社 - 週刊プレイボーイ・週刊ヤングジャンプ
- 小学館 - ビッグコミックスピリッツ・週刊ポスト・週刊ヤングサンデー(2008年7月休刊)・sabra(2010年1月休刊)
- スクウェア・エニックス - ヤングガンガン
- 徳間書店 - アサヒ芸能
- 白泉社 - ヤングアニマル・ヤングアニマル嵐
- 扶桑社 - SPA!
- 双葉社 - 週刊大衆・漫画アクション・EX大衆
- 文藝春秋 - 週刊文春(「原色美女図鑑」)
